64DD

(→発売ソフト)
(→本体セット内容)
 
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『64DD（ロクヨンディディ）』とは[[ランドネットディディ]]から発売された[[NINTENDO64]]の外部拡張ユニットである。N64上部のターミネータパックをメモリ拡張パックと入れ替え、N64の下部にある拡張ポートに本機を接続する事で稼働する。
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{{DEFAULTSORT:ろくよんでぃでぃ}}
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{{HARDDATA|型式=NUS-010|発売元=ランドネットディディ|価格=30000円（ランドネットセット）|発売日=1999年12月11日|メディア=64Dynamic Data Disc|電源=NINTENDO64から供給}}
  
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64MBの磁気ディスク64DINAMIC DATA DISK（ロクヨンダイナミックディスク）を使用することにより、ROMカートリッジに対して大容量という利点[[#ex1|(1)]]と、38MBの書き換え可能容量を使用することによって、ユーザー毎に変化するゲームを生み出すと言う理想を持っていた。
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『'''{{PAGENAME}}（ロクヨンディディ）'''』とは、[[ランドネットディディ]]から発売された[[NINTENDO64]]の外部拡張ユニットである。
  
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元々はNINTENDO64 DISK DRIVEと言う名前[[#ex2|(2)]]で任天堂から1996年に発売される予定であったが、N64の不振やサードパーティの離脱に端を発する対応ソフトの開発遅れが重なったために何度も発売延期を繰り返し、1999年の[[NINTENDO GAMECUBE|ドルフィン]]の発表を機に完全に任天堂の手を離れ、リクルート共に設立した子会社のランドネットディディにその全権を預けることとなる。
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==概要==
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NINTENDO64上部のターミネータパックをメモリ拡張パックと入れ替え、NINTENDO64の下部にある拡張ポートに本機を接続する事で稼働する。
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64MBの磁気ディスク64DYNAMIC DATA DISK（ロクヨンダイナミックデータディスク）を使用することにより、ROMカートリッジに対して大容量という利点[[#ex1|(1)]]と、38MBの書き換え可能容量を使用することによって、ユーザー毎に変化するゲームを生み出すと言う理想を持っていた。
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元々はNINTENDO64 DISK DRIVEと言う名前[[#ex2|(2)]]で任天堂から1996年に発売される予定であった。
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しかし、NINTENDO64の不振や共同で64DDを生かしたネットワーク事業を行うと発表していたスクウェアの離脱に端を発する、対応ソフトの開発遅れが重なったために何度も発売延期を繰り返すこととなる。
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1999年の[[NINTENDO GAMECUBE|ドルフィン]]の発表を機に完全に任天堂の手を離れ、リクルート共に設立した子会社のランドネットディディにその全権を預けることとなる。
  
 
1999年末ランドネットサービス申込者に対し配布されたが、10万人の応募枠に対し実際の応募者は1万人程度であったと言われ、その書き換え可能という利点を生かしたソフトが誕生することもなく、2000年末に64DDは幕を閉じた。
 
1999年末ランドネットサービス申込者に対し配布されたが、10万人の応募枠に対し実際の応募者は1万人程度であったと言われ、その書き換え可能という利点を生かしたソフトが誕生することもなく、2000年末に64DDは幕を閉じた。
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==本体セット内容==
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*64DD本体(NUS-010) × 1台
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*メモリー拡張パック(NUS-007) × 1個
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*モデム(NUS-029) × 1個
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*モジュラーケーブル(HVC-053) × 1本
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*[[マリオアーティスト ペイントスタジオ]] × 1枚
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**マウス(NUS-017) × 1個
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*[[マリオアーティスト ポリゴンスタジオ]] × 1枚
 +
*[[マリオアーティスト タレントスタジオ]] × 1枚
 +
**マイク(NUS-021) × 1個
 +
**マイクカバー(NUS-026) × 1個
 +
**キャプチャーカセット(NUS-028) × 1個
 +
*[[マリオアーティスト コミュニケーションキット]] × 1枚
 +
*[[F-ZERO X EXPANSION KIT]] × 1枚
 +
*[[巨人のドシン1]] × 1枚
 +
*[[シムシティー64]] × 1枚
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*[[ランドネットディスク]] × 1枚
 +
*ランドネット利用権12ヶ月分
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==仕様==
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*媒体
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:磁気ディスク（容量64MB・内38MB書き換え可能）
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*フォーマット容量
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:約64.45MB(64,458,560B)
 +
*データ転送レート
 +
:約1.0MB/sec(MAX)
 +
*シークタイム
 +
:平均75ms
 +
*フルストローク
 +
:135ms
 +
*モーター起動時間
 +
:1.9秒以下
 +
*寸法
 +
:W260mm×D190mm×H78.7mm
 +
*重量
 +
:1.6kg
 +
*その他
 +
:エラー訂正機能・時計機能内蔵
  
 
==対応ソフト==
 
==対応ソフト==
 
===同梱ソフト===
 
===同梱ソフト===
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*[[ペイントスタジオ]]
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*マリオアーティスト ペイントスタジオ
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*[[ポリゴンスタジオ]]
+
*マリオアーティスト ポリゴンスタジオ
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*[[タレントスタジオ]]
+
*マリオアーティスト タレントスタジオ
−
*[[コミュニケーションキット]]
+
*マリオアーティスト コミュニケーションキット
−
*[[F-ZERO X エクスパンションキット]]
+
*F-ZERO X エクスパンションキット
−
*[[巨人のドシン1]]
+
*巨人のドシン1
−
*[[シムシティ64]]
+
*シムシティ64
−
*[[ランドネットディスク]]
+
*ランドネットディスク
 
===発売ソフト===
 
===発売ソフト===
 
*[[巨人のドシン解放戦線 チビッコチッコ大集合]]
 
*[[巨人のドシン解放戦線 チビッコチッコ大集合]]
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===発売中止ソフト===
 
===発売中止ソフト===
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*ファイナルファンタジー64（スクウェア）
+
====任天堂ソフト====
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:N64用のファイナルファンタジー。64DD専用で、ディスク2枚組で発売予定であったと噂される。また、スクウェアは全ての64ソフトを64DD専用で発売するつもりであったとも言われる。
+
*ウォール街
−
*ドラゴンクエスト64（エニックス）
+
:実際の株価などを使用するソフトで、[[山内 溥|山内社長]]のオススメソフトだったが発売中止。
−
:1995年の初心会にて山内社長から発表があったソフト。書き込み機能を生かしたソフトのだったと言われていたが、実際に開発していたのかは全く不明。
+
*ウルトラドンキーコング
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*ウォール街（任天堂）
+
:レア社開発のNINTENDO64ソフトである[[ドンキーコング64]]に変更。
−
:実際の株価などを使用するソフトで、[[山内社長|山内　博]]のオススメソフトだったが発売中止。
+
*キャベツ
−
*スーパーマリオ64-2（任天堂）
+
:時計機能を使用した育成シミュレーションであるが、タイトルは内容には関係がない。元々[[ゲームボーイ]]用ソフトとして開発されていたが、ハードをNINTENDO64に変更の後に64DD用に再度変更されたが発売されず、ハードを三度変更して[[ゲームボーイアドバンス]]用となるも開発中止。
−
:スーパーマリオ64の続編で、ルイージも登場する予定だったが発売されず。ルイージが3Dマリオで登場するのはスーパーマリオ64DSを待つこととなる。
+
*クリエイター
−
*ゼルダの伝説64（任天堂）
+
:謎のソフトであるクラスターを吸収した謎のソフト。ポリゴンスタジオに吸収されて発売中止。
 +
*マリオアーティスト サウンドメーカー
 +
:マリオアーティストシリーズの一本で、音楽を作ることが出来るというソフトだったが、サウンドシーケンサの開発を行うとのことで開発中止。
 +
*シムコプター64
 +
:シムシティ64の街の中を飛行できるソフト。NINTENDO64ソフトに変更になり、シムシティ64とは全く関係のないソフトとしてエレクトロニックアーツ・スクウェアより発売された。
 +
*スーパーマリオRPG2
 +
:ジャックとマメの木プロジェクトで開発されていたソフトだったが、NINTENDO64に移行して[[マリオストーリー]]として発売された。
 +
*スーパーマリオ64-2
 +
:[[スーパーマリオ64]]の続編で、ルイージも登場する予定だったが発売されず。ルイージが3Dマリオで登場するのは[[スーパーマリオ64DS]]を待つこととなる。
 +
*ゼルダの伝説64
 
:[[ゼルダの伝説 時のオカリナ]]としてROMカセットに移行して発売された。
 
:[[ゼルダの伝説 時のオカリナ]]としてROMカセットに移行して発売された。
−
*ゼルダの伝説 時のオカリナ 裏（任天堂）
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*ゼルダの伝説DD
−
:時のオカリナのダンジョンなどを変更させたソフトの予定だったが発売されず。[[ゼルダの伝説 風のタクト]]の予約特典としてGC用ディスクで発売された。
+
:時のオカリナのダンジョンなどを変更させたソフトの予定だったが発売されず。後にタイトルを[[ゼルダの伝説 時のオカリナ 裏]]と改め、[[ゼルダの伝説 風のタクト]]の予約特典としてNINTENDO GAMECUBE用ディスクで発売された。
 +
*ファイアーエムブレム64
 +
:[[ファイアーエムブレムシリーズ]]のNINTENDO64版。後に暗闇の巫女というタイトルになり、その後[[ファイアーエムブレム 封印の剣]]としてゲームボーイアドバンスで発売される。
 +
*ポケモンスタジアム
 +
:151匹のポケモンをNINTENDO64の性能を生かし、3Dグラフィックで戦わせることの出来るソフト。NINTENDO64本体普及のてこ入れのために機能を大幅に縮小し、ROMカセットで発売されることとなる。元々はポケットモンスター64と呼ばれていたが、NINTENDO64で発売予定となった同名ソフトとは別物。
 +
*ポケモンスタジアム拡張ディスク
 +
:[[ポケモンスタジアム]]で151匹のポケモンを使用可能にする拡張ディスク。[[ポケモンスタジアム2]]がROMカセットでの開発開発開始により、発売中止。
 +
*ポケモンスタジアム2拡張ディスク
 +
:ポケモンスタジアム2で金銀ポケモンを使用可能にする拡張ディスク。[[ポケモンスタジアム金銀 クリスタルバージョン対応]]のROMカセットでの開発開始により、発売中止。
 +
*ポケモンスナップ
 +
:ポケモンを写真で撮影することの出来るソフト。N64本体普及のてこ入れのために機能を大幅に変更してROMカセットにて発売されることとなる。
 +
*マザー3
 +
:元々スーパーファミコン用ソフトとして開発されていたタイトル。サブタイトルが豚王の最後や奇怪生物の森など何度も変わったが、開発完了の見込みが立たないと言うことで発売中止となる。後に[[MOTHER3]]として、ゲームボーイアドバンスで発売された。
 +
 
 +
====サードパーティソフト====
 +
*サウンドシーケンサ（不明）
 +
:小室 哲哉が開発に関わっていたという音楽作成ソフト。これの開発のために、[[劇場版ポケットモンスター 幻のポケモンルギア爆誕]]のエンディングテーマを小室の楽曲にすると言う根回しまで行われたが、開発中止。
 
*デザエモン3D拡張ディスク（アテナ）
 
*デザエモン3D拡張ディスク（アテナ）
 
:[[デザエモン3D]]の機能拡張ディスク。ランドネットで発売予定にあがっていたものの、中止となる。
 
:[[デザエモン3D]]の機能拡張ディスク。ランドネットで発売予定にあがっていたものの、中止となる。
 +
*DT（ゲームスタジオ）
 +
:ゲームボーイで発売された[[DT]]の64DD版。[[64GBケーブル]]にてゲームボーイと繋がり、データベースのようなサーバーのような役割をすると言われていた。
 +
*ドラゴンクエスト64（エニックス）
 +
:1995年の初心会にて山内社長から発表があったソフト。書き込み機能を生かしたソフトだったと言われていたが、実際に開発していたのかは全く不明。
 
*飛龍の拳DD（カルチャーブレーン）
 
*飛龍の拳DD（カルチャーブレーン）
 
:[[飛龍の拳ツイン]]と連動する予定のソフトだったが、発売中止。
 
:[[飛龍の拳ツイン]]と連動する予定のソフトだったが、発売中止。
−
*ポケモンスタジアム（任天堂）
+
*ファイナルファンタジー64（スクウェア）
−
:151匹のポケモンをN64の性能を生かし、3Dグラフィックで戦わせることの出来るソフト。N64本体普及のてこ入れのために機能を大幅に縮小し、ROMカセットで発売されることとなる。
+
:N64用のファイナルファンタジー。64DD専用で、ディスク2枚組で発売予定であったと噂される。また、スクウェアは全てのNINTENDO64タイトルを64DD専用で発売するつもりであったとも言われる。
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*ポケモンスタジアム拡張ディスク（任天堂）
+
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:[[ポケモンスタジアム]]で151匹のポケモンを使用可能にする拡張ディスク。[[ポケモンスタジアム2]]がROMカセットでの開発開発開始により、発売中止。
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*ポケモンスタジアム2拡張ディスク（任天堂）
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:ポケモンスタジアム2で金銀ポケモンを使用可能にする拡張ディスク。[[ポケモンスタジアム金銀クリスタルバージョン対応]]のROMカセットでの開発開始により、発売中止。
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*ポケモンスナップ（任天堂）
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:ポケモンを写真で撮影することの出来るソフト。N64本体普及のてこ入れのために機能を大幅に変更してROMカセットにて発売されつこととなる。
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*マザー3（任天堂）
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:元々スーパーファミコン用ソフトとして開発されていたタイトル。サブタイトルが豚王の最後や奇怪生物の森など何度も変わったが、開発完了の見込みが立たないと言うことで発売中止となる。後に[[MOTHER3]]として、[[GAMEBOY ADVANCE]]で発売された。
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==関連項目==
 
==関連項目==
 
*[[NINTENDO64]]
 
*[[NINTENDO64]]
 
*[[ファミリーコンピュータ ディスクシステム]]
 
*[[ファミリーコンピュータ ディスクシステム]]
 +
*[[ランドネットディディ]]
 
*[[ランドネット]]
 
*[[ランドネット]]
 +
*[[飛龍の拳ツイン]]
  
 
==注釈==
 
==注釈==
 
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:64MB=512Mbitである。64DDが出た1999年時点では既にROMカートリッジで256Mbitのゼルダの伝説が、2000年1月には512Mbitのバイオハザード2が発売されており、ディスクシステム同様に、容量面での優位点はほぼ無くなってしまっていた。
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:64MB=512Mbitである。ハードウェアの開発完了時である1996年時点では64Mのカセットが主流であったため、約8倍の容量を誇っていたが、64DDが出た1999年時点では既にROMカートリッジで256Mbitのゼルダの伝説が、2000年1月には512Mbitのバイオハザード2が発売されており、ディスクシステム同様に、容量面での優位点はほぼ無くなってしまっていた。
 
*<div id="ex2">(2)</div>
 
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:その他にもNINTENDO64機能拡張ユニットNINTENDO64 DISK DRIVEと言う名称だったことがある。
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:その他にも「NINTENDO64機能拡張ユニットNINTENDO64 DISK DRIVE」と言う名称だったことがある。
  
 
==関連サイト==
 
==関連サイト==
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{{リンク任天堂}}
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*{{リンク任天堂}}
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*[http://www.alps.com/ アルプス電気株式会社]
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[http://www.alps.com/ アルプス電気株式会社]
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[[Category:周辺機器|ろくよんていてい]]
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[[Category:ハードウェア]]

2010年3月10日 (水) 15:05時点における最新版

Hard Tips
型式NUS-010
対応メディア64Dynamic Data Disc
電源NINTENDO64から供給
発売元ランドネットディディ
発売日1999年12月11日
価格30000円（ランドネットセット）

『64DD（ロクヨンディディ）』とは、ランドネットディディから発売されたNINTENDO64の外部拡張ユニットである。

目次

概要

NINTENDO64上部のターミネータパックをメモリ拡張パックと入れ替え、NINTENDO64の下部にある拡張ポートに本機を接続する事で稼働する。

64MBの磁気ディスク64DYNAMIC DATA DISK（ロクヨンダイナミックデータディスク）を使用することにより、ROMカートリッジに対して大容量という利点(1)と、38MBの書き換え可能容量を使用することによって、ユーザー毎に変化するゲームを生み出すと言う理想を持っていた。

元々はNINTENDO64 DISK DRIVEと言う名前(2)で任天堂から1996年に発売される予定であった。

しかし、NINTENDO64の不振や共同で64DDを生かしたネットワーク事業を行うと発表していたスクウェアの離脱に端を発する、対応ソフトの開発遅れが重なったために何度も発売延期を繰り返すこととなる。

1999年のドルフィンの発表を機に完全に任天堂の手を離れ、リクルート共に設立した子会社のランドネットディディにその全権を預けることとなる。

1999年末ランドネットサービス申込者に対し配布されたが、10万人の応募枠に対し実際の応募者は1万人程度であったと言われ、その書き換え可能という利点を生かしたソフトが誕生することもなく、2000年末に64DDは幕を閉じた。

本体セット内容

仕様

  • 媒体
磁気ディスク（容量64MB・内38MB書き換え可能）
  • フォーマット容量
約64.45MB(64,458,560B)
  • データ転送レート
約1.0MB/sec(MAX)
  • シークタイム
平均75ms
  • フルストローク
135ms
  • モーター起動時間
1.9秒以下
  • 寸法
W260mm×D190mm×H78.7mm
  • 重量
1.6kg
  • その他
エラー訂正機能・時計機能内蔵

対応ソフト

同梱ソフト

  • マリオアーティスト ペイントスタジオ
  • マリオアーティスト ポリゴンスタジオ
  • マリオアーティスト タレントスタジオ
  • マリオアーティスト コミュニケーションキット
  • F-ZERO X エクスパンションキット
  • 巨人のドシン1
  • シムシティ64
  • ランドネットディスク

発売ソフト

発売中止ソフト

任天堂ソフト

  • ウォール街
実際の株価などを使用するソフトで、山内社長のオススメソフトだったが発売中止。
  • ウルトラドンキーコング
レア社開発のNINTENDO64ソフトであるドンキーコング64に変更。
  • キャベツ
時計機能を使用した育成シミュレーションであるが、タイトルは内容には関係がない。元々ゲームボーイ用ソフトとして開発されていたが、ハードをNINTENDO64に変更の後に64DD用に再度変更されたが発売されず、ハードを三度変更してゲームボーイアドバンス用となるも開発中止。
  • クリエイター
謎のソフトであるクラスターを吸収した謎のソフト。ポリゴンスタジオに吸収されて発売中止。
  • マリオアーティスト サウンドメーカー
マリオアーティストシリーズの一本で、音楽を作ることが出来るというソフトだったが、サウンドシーケンサの開発を行うとのことで開発中止。
  • シムコプター64
シムシティ64の街の中を飛行できるソフト。NINTENDO64ソフトに変更になり、シムシティ64とは全く関係のないソフトとしてエレクトロニックアーツ・スクウェアより発売された。
  • スーパーマリオRPG2
ジャックとマメの木プロジェクトで開発されていたソフトだったが、NINTENDO64に移行してマリオストーリーとして発売された。
  • スーパーマリオ64-2
スーパーマリオ64の続編で、ルイージも登場する予定だったが発売されず。ルイージが3Dマリオで登場するのはスーパーマリオ64DSを待つこととなる。
  • ゼルダの伝説64
ゼルダの伝説 時のオカリナとしてROMカセットに移行して発売された。
  • ゼルダの伝説DD
時のオカリナのダンジョンなどを変更させたソフトの予定だったが発売されず。後にタイトルをゼルダの伝説 時のオカリナ 裏と改め、ゼルダの伝説 風のタクトの予約特典としてNINTENDO GAMECUBE用ディスクで発売された。
  • ファイアーエムブレム64
ファイアーエムブレムシリーズのNINTENDO64版。後に暗闇の巫女というタイトルになり、その後ファイアーエムブレム 封印の剣としてゲームボーイアドバンスで発売される。
  • ポケモンスタジアム
151匹のポケモンをNINTENDO64の性能を生かし、3Dグラフィックで戦わせることの出来るソフト。NINTENDO64本体普及のてこ入れのために機能を大幅に縮小し、ROMカセットで発売されることとなる。元々はポケットモンスター64と呼ばれていたが、NINTENDO64で発売予定となった同名ソフトとは別物。
  • ポケモンスタジアム拡張ディスク
ポケモンスタジアムで151匹のポケモンを使用可能にする拡張ディスク。ポケモンスタジアム2がROMカセットでの開発開発開始により、発売中止。
  • ポケモンスタジアム2拡張ディスク
ポケモンスタジアム2で金銀ポケモンを使用可能にする拡張ディスク。ポケモンスタジアム金銀 クリスタルバージョン対応のROMカセットでの開発開始により、発売中止。
  • ポケモンスナップ
ポケモンを写真で撮影することの出来るソフト。N64本体普及のてこ入れのために機能を大幅に変更してROMカセットにて発売されることとなる。
  • マザー3
元々スーパーファミコン用ソフトとして開発されていたタイトル。サブタイトルが豚王の最後や奇怪生物の森など何度も変わったが、開発完了の見込みが立たないと言うことで発売中止となる。後にMOTHER3として、ゲームボーイアドバンスで発売された。

サードパーティソフト

  • サウンドシーケンサ（不明）
小室 哲哉が開発に関わっていたという音楽作成ソフト。これの開発のために、劇場版ポケットモンスター 幻のポケモンルギア爆誕のエンディングテーマを小室の楽曲にすると言う根回しまで行われたが、開発中止。
  • デザエモン3D拡張ディスク（アテナ）
デザエモン3Dの機能拡張ディスク。ランドネットで発売予定にあがっていたものの、中止となる。
  • DT（ゲームスタジオ）
ゲームボーイで発売されたDTの64DD版。64GBケーブルにてゲームボーイと繋がり、データベースのようなサーバーのような役割をすると言われていた。
  • ドラゴンクエスト64（エニックス）
1995年の初心会にて山内社長から発表があったソフト。書き込み機能を生かしたソフトだったと言われていたが、実際に開発していたのかは全く不明。
  • 飛龍の拳DD（カルチャーブレーン）
飛龍の拳ツインと連動する予定のソフトだったが、発売中止。
  • ファイナルファンタジー64（スクウェア）
N64用のファイナルファンタジー。64DD専用で、ディスク2枚組で発売予定であったと噂される。また、スクウェアは全てのNINTENDO64タイトルを64DD専用で発売するつもりであったとも言われる。

関連項目

注釈

  • (1)
64MB=512Mbitである。ハードウェアの開発完了時である1996年時点では64Mのカセットが主流であったため、約8倍の容量を誇っていたが、64DDが出た1999年時点では既にROMカートリッジで256Mbitのゼルダの伝説が、2000年1月には512Mbitのバイオハザード2が発売されており、ディスクシステム同様に、容量面での優位点はほぼ無くなってしまっていた。
  • (2)
その他にも「NINTENDO64機能拡張ユニットNINTENDO64 DISK DRIVE」と言う名称だったことがある。

関連サイト

「http://wiki.mobile-gb.com/index.php?title=64DD」より作成