サテラビュー

(対応ソフト)
 
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1995年に開始されたサービスであるが、拡販に失敗したため1996年にはデータ放送の規模を縮小している。また、1998年にはセント・ギガと任天堂の事業拡大計画の対話が決裂したため、放送が終了されている。
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市販されていないゲームで、試験的な作品や販促作品が多い。メモリーパックに受信することによって放送終了後にも遊ぶことが出来るが、起動回数制限のあるソフトも存在している。
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スーパーファミコンのカセットで発売されたソフトをそのまま配信した番組。メモリーパックに受信して遊ぶことが出来たが、実行回数制限が存在する他、バックアップ機能を持っていないためセーブすることが出来ない。
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===秘伝ゲーム===
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新作ゲームソフトの体験版で、実行回数制限があったり時間制限が存在したり、途中でゲームが終了する。
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===追加データ===
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メモリーパックの差し込み口が付いたスーパーファミコン用ソフトにメモリーパックを差し込んで追加データを配信することが出来る。データ放送と連動したソフトも存在している。
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===マガジン番組===
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文字と絵によって情報を放送する番組で、ゲーム番組が縮小された1996年の後半から多く放送されている。
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===パーソナリティ番組===
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ラジオ放送によるパーソナリティのトークなどを配信した番組で、1995年には豪華メンバーを揃えて大々的に番組が放送されたが、1995年度末をもって殆どの番組が終了。1996年度を持って全ての番組の放送が終了している。
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==専用ソフト==
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*[[:Category:サテラソフト]]
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==対応ソフト==
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*[[ダービースタリオン96]]
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==周辺機器==
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*衛星放送専用カセット - SHVC-028
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*AVセレクタ - SHVC-030
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*8Mメモリーパック - SHVC-031
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*ACアダプタ - SHVC-032
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*電源中継ボックス - SHVC-033
  
 
==関連項目==
 
==関連項目==
 
*[[スーパーファミコン]]
 
*[[スーパーファミコン]]
 +
*[[セント・ギガ]]
 +
*[[サテ坊]]
 +
*[[パラ坊]]
 
*[[サテラビュー通信]]
 
*[[サテラビュー通信]]
  
[[Category:ハードウェア|さてらひゆう]]
+
[[Category:ハードウェア]]

2009年7月9日 (木) 14:43時点における最新版

Hard Tips
型式SVHC-029
発売元任天堂
対応ハードスーパーファミコン
メディア専用カセット
ストレージ8Mメモリーパック
発売日1995年4月23日
価格18000円
電源専用ACアダプタ
その他衛星放送受信環境必須

サテラビュー(Satellaview)』とは、任天堂から発売されたスーパーファミコン専用外付け装置である。

目次

概要

スーパーファミコンの下部の28ピン拡張端子に接続することで稼働する装置で、WOWWOWのスクランブル放送であるセント・ギガチャンネルでノンスクランブルで配信されるゲームソフトや番組を受信することが出来る。

サテラビューの機能としては配信されたゲームの実行の他、セント・ギガで行われるラジオ放送とスーパーファミコンが出力する映像と音声をミキシングし、テレビ画面に同時に出力するという部分を担当している。

1995年に開始されたサービスであるが、拡販に失敗したため1996年にはデータ放送の規模を縮小している。また、1998年にはセント・ギガと任天堂の事業拡大計画の対話が決裂したため、放送が終了されている。

本体には拡張コネクタが存在しており、外部拡張機器やゲームボーイと連動したサテラGB構想も考えられていたが、実現されていない。

配信内容

サウンドリンクゲーム

ゲームの内容とラジオ放送がリンクするゲームの形式で8Mのメモリーパックが必須となる。制限時間以内にスコアなどを競ったり、ラジオの音声に合わせてゲームが強制的に進行するゲームなどが存在している。

ゲーム終了後にはメモリーパックのデータは基本的に消去され、プレイすることは出来ない。

イベントゲーム

サテラビュー専用に作られたゲームや市販ゲームの改変版でスコアの成績を競うソフト。メモリーパックに受信することによって放送終了後にも遊ぶことが出来た。

オリジナルゲーム

市販されていないゲームで、試験的な作品や販促作品が多い。メモリーパックに受信することによって放送終了後にも遊ぶことが出来るが、起動回数制限のあるソフトも存在している。

ゲームベストセレクション

スーパーファミコンのカセットで発売されたソフトをそのまま配信した番組。メモリーパックに受信して遊ぶことが出来たが、実行回数制限が存在する他、バックアップ機能を持っていないためセーブすることが出来ない。

秘伝ゲーム

新作ゲームソフトの体験版で、実行回数制限があったり時間制限が存在したり、途中でゲームが終了する。

追加データ

メモリーパックの差し込み口が付いたスーパーファミコン用ソフトにメモリーパックを差し込んで追加データを配信することが出来る。データ放送と連動したソフトも存在している。

マガジン番組

文字と絵によって情報を放送する番組で、ゲーム番組が縮小された1996年の後半から多く放送されている。

パーソナリティ番組

ラジオ放送によるパーソナリティのトークなどを配信した番組で、1995年には豪華メンバーを揃えて大々的に番組が放送されたが、1995年度末をもって殆どの番組が終了。1996年度を持って全ての番組の放送が終了している。

専用ソフト

対応ソフト

周辺機器

  • 衛星放送専用カセット - SHVC-028
  • AVセレクタ - SHVC-030
  • 8Mメモリーパック - SHVC-031
  • ACアダプタ - SHVC-032
  • 電源中継ボックス - SHVC-033

関連項目