『ママベリカ』は昭和40年代に任天堂が発売していたベビーカーで、通称B型ベビーカーと呼ばれるタイプのもの。
当時の任天堂製品には珍しく、アルマイト処理をしたアルミのフレームを使い非常に軽量なしっかりとした造りのもので、価格は8900円。
作りはしっかりしていたが、新参企業である任天堂には業界での信頼が無く、売れることはなかった。
任天堂の業績に良い影響を与えることの無かった同商品ではあるが、宮本茂が入社の際に、「ベビーカーとか色々出していて面白い会社だ」と言うことで、乳児用品などのスケッチを提出していたことを考えると興味深い。