ファミリーコンピュータ

Hard Tips
型式HVC-001
対応メディアFC専用カセット
カセットテープ(要周辺機器)
電源ACアダプタ
発売元任天堂
発売日1983年7月15日
価格14800円
プレイ人数1〜2人
売上台数1935万台
開発コードヤングコンピュータ

ファミリーコンピュータ(FAMILY COMPUTER)』とは、任天堂が発売した第二世代据置型ゲーム機の名称であり、任天堂から発売されたハードとしては初のカセットメディアによるソフトウェアの交換を実現している。愛称はファミコンで、表記上はFCと書かれる。

目次

概要

型式名称のHVCはHome Video Computerの頭文字であり、ファミリーコンピュータとは当時のパソコンの通称であった「マイコンピュータ」に対して家族の誰でも扱える機器であるという意味を込めている。

ゲームに特化した性能を持って9800円の販売価格を目指して開発されたハードで、業務用ゲーム機並のグラフィック表現が出来る256×240ドットで54色の使用が可能という高性能も実現した。

低価格の実現のため、チップ開発提携策のリコーには2年間で300万個の購入を保証する変わりに2000円以下の価格で納入させている。また、外装も白と小豆色というプラスチックではもっとも安価な色を採用している。

当初はソフトウェアの開発は任天堂一社で行っていたが、ATARIショックの再来を避けるための市場管理構想として「ゲーム内容についての任天堂の審査」、「ソフト制作本数を任天堂との協議の上で年間5本まで」、「ソフト生産は前金払いで任天堂に委託」と言う条件の下で市場をサードパーティに解放した。

その中でも初期に参入した6社「ハドソン」、「ナムコ」、「タイトー」、「コナミ」、「カプコン」、「ジャレコ」には上記の条件のうちソフトの制作本数制限の解除と自社ラインでの生産許可を与えている。

しかしながら、この中のメーカーがこの制度を悪用して「他社タイトルを自社タイトルとして任天堂を通さずに発売」などしたため、この制度は廃止されることとなる。しかし、この事を恨みに思った同社はアーケード業界の覇者でもあったプライドもあり、以降10年以上にわたって任天堂に敵対する姿勢を見せることとなる。

また、ファミリーコンピュータは初めてのヒットハードだったこともあってかコントローラも何度か改良が加えられており、ボタンがゴムの物や四角ボタンの物などが存在している。

本体セット内容

  • ファミリーコンピュータ本体(HVC-001) 1台
  • ファミリーコンピュータ専用ACアダプタ(HVC-002) 1個
  • ファミリーコンピュータ専用RFスイッチ(HVC-003) 1個

仕様

  • CPU
RP2A03(6502 Customize)1.79MHz
  • メモリ
WRAM 16KB
VRAM 16KB
  • コプロセッサ
Realtime media Co-Processor(RCP)62.5MHz
  • 表示性能
画面解像度256×224
最大52表示可能・同時発色数25色
最大64枚のスプライト使用可
  • 拡張コネクタ
本体下部15PINコネクタ
  • 媒体
ROMカセット
  • コントローラ
十字ボタン標準装備・ボタン数4
IIコントローラにマイク装備

互換ハード

周辺機器

対応ソフト

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