バーチャルボーイ

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{{ハードウェア|型式=VUE-001|発売元=任天堂|発売日=1995年7月21日|価格=15000円(税別)|メディア=VB専用カートリッジ|その他=}}
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『VIRTUAL BOY(バーチャルボーイ)』は任天堂が発売した新世代ゲーム機の名称であり、2007年現在、世界で唯一の完全立体視を可能としているゲーム機である。型式名称のVUEはVirtual Utopia Experienceの頭文字であり同機の開発コードネームである。
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『'''{{PAGENAME}}(VIRTUAL BOY)'''』とは、1995年7月21日に任天堂から発売された新世代ゲーム機である。
  
[[横井 軍平]]の発案によりアメリカのリフレクションテクノロジー社の立体映像テクノロジーを用いて開発されたハードで、片方384個のLEDと鏡が光速で振動することにより、左右の網膜上に立体的に見える別の映像を投射することにより、立体映像を実現している。
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==概要==
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世界初の完全立体視を可能としたゲーム機で、型式名称のVUEはVirtual Utopia Experienceの頭文字であり同機の開発コードネームである。
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[[横井 軍平]]の発案によりアメリカのリフレクションテクノロジー社の立体映像テクノロジーを用いて開発されたハードで、片方384個のLEDと鏡が高速で振動することにより、左右の網膜上に立体的に見える別の映像を投射することで立体映像を実現している。
  
 
一般的にプレイスタイルが赤と黒の画面をのぞき込む形であることから、目に非常に悪いと思われがちであるが、目を鍛えると言う研究結果もある。
 
一般的にプレイスタイルが赤と黒の画面をのぞき込む形であることから、目に非常に悪いと思われがちであるが、目を鍛えると言う研究結果もある。
  
その特異なプレイスタイルと、[[#ex1|モノクロ画面での表示]]と言うことから、市場には全く受け入れられず、発売からわずか5ヶ月で撤退することとなる
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その特異なプレイスタイルと、モノクロ画面での表示[[#ex1|(1)]]と言うことから、市場には全く受け入れられず、発売からわずか5ヶ月で撤退することとなる
  
 
なお、同時期に同機の構成をベースとした32bitゲームボーイの計画があったようだが、こちらも別の要因から中止されている。
 
なお、同時期に同機の構成をベースとした32bitゲームボーイの計画があったようだが、こちらも別の要因から中止されている。
  
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本機の失敗から15年後、裸眼での立体視を実現して3Dゲームマシン[[ニンテンドー3DS]]の発売が発表された。
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==本体セット内容==
 
==本体セット内容==
*VIRTUAL BOY 本体(VUE-001)1台
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*バーチャルボーイ本体 × 1
*専用スタンド(VUE-003)1個
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*専用スタンド × 1
*コントローラ(VUE-005)1個
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*コントローラ × 1
*電池ボックス(VUE-007)1個
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*電池ボックス × 1
*アイシェード(VUE-010)1個
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*アイシェード × 1
  
 
==仕様==
 
==仕様==
 
*CPU
 
*CPU
:カスタムV810(32bit) 20.00MHz
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:NEC 32bit V810Custom  20.00MHz
 
*メモリ
 
*メモリ
:RAM 8Mbit・転送速度最大4500Mbit/sec
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:RAM 8Mbit
 
:SRAM 4Mbit
 
:SRAM 4Mbit
 
*表示性能
 
*表示性能
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*消費電力
 
*消費電力
 
:不明
 
:不明
*本体最大寸法
 
:幅260mm×奥行き190mm×高さ73mm
 
*本体重量
 
:約880g
 
 
*拡張コネクタ
 
*拡張コネクタ
 
:通信ポート×1(国内版のみ)
 
:通信ポート×1(国内版のみ)
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==周辺機器==
 
==周辺機器==
*VIRTUAL BOY 本体(VUE-001)
 
 
*専用スタンド(VUE-003)
 
*専用スタンド(VUE-003)
 
*コントローラ(VUE-005)
 
*コントローラ(VUE-005)
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*バーチャルボーイ専用カートリッジ(VUE-006)
 
*電池ボックス(VUE-007)
 
*電池ボックス(VUE-007)
 
*アイシェード(VUE-010)
 
*アイシェード(VUE-010)
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*ステレオヘッドホン(VUE-014)
 
*ステレオヘッドホン(VUE-014)
  
==対応ソフト一覧==
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==対応ソフト==
*[[:Category:VBソフト|バーチャルボーイソフト一覧]]
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*[[:Category:VBソフト|全発売ソフト]]
  
 
==関連雑誌==
 
==関連雑誌==
 
*バーチャルボーイ通信
 
*バーチャルボーイ通信
 
==関連サイト==
 
[http://www.nintendo.co.jp/ 任天堂株式会社]
 
  
 
==注釈==
 
==注釈==
*<div id="ex1">モノクロ表示:</div>
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*<div id="ex1">(1)</div>
:当時は所謂次世代機戦争の真っ直中であり、モノクロ表示の[[GAMEBOY|ゲームボーイ]]などは見向きもされない時節であった。
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:当時は所謂マスコミが煽った次世代機戦争の真っ直中であり、モノクロ表示の[[ゲームボーイ]]などは見向きもされない時節であった。
 
:ポケットモンスターが発売されるのは、翌年のことである。
 
:ポケットモンスターが発売されるのは、翌年のことである。
  
[[Category:ハードウェア|はあちやるほおい]]
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==関連サイト==
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*{{公式|URI=http://www.nintendo.co.jp/n09/vue/index.html}}
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*{{リンク任天堂}}
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[[Category:ハードウェア]]

2011年7月10日 (日) 15:50時点における最新版

Hard Tips
型式VUE-001
対応メディアVB専用カートリッジ
電源単三型乾電池
FC用ACアダプタ
発売元任天堂
発売日1995年7月21日
価格15750円
開発コードバーチャルユートピアエクスペリエンス

バーチャルボーイ(VIRTUAL BOY)』とは、1995年7月21日に任天堂から発売された新世代ゲーム機である。

目次

概要

世界初の完全立体視を可能としたゲーム機で、型式名称のVUEはVirtual Utopia Experienceの頭文字であり同機の開発コードネームである。

横井 軍平の発案によりアメリカのリフレクションテクノロジー社の立体映像テクノロジーを用いて開発されたハードで、片方384個のLEDと鏡が高速で振動することにより、左右の網膜上に立体的に見える別の映像を投射することで立体映像を実現している。

一般的にプレイスタイルが赤と黒の画面をのぞき込む形であることから、目に非常に悪いと思われがちであるが、目を鍛えると言う研究結果もある。

その特異なプレイスタイルと、モノクロ画面での表示(1)と言うことから、市場には全く受け入れられず、発売からわずか5ヶ月で撤退することとなる

なお、同時期に同機の構成をベースとした32bitゲームボーイの計画があったようだが、こちらも別の要因から中止されている。

本機の失敗から15年後、裸眼での立体視を実現して3Dゲームマシンニンテンドー3DSの発売が発表された。

本体セット内容

  • バーチャルボーイ本体 × 1
  • 専用スタンド × 1
  • コントローラ × 1
  • 電池ボックス × 1
  • アイシェード × 1

仕様

  • CPU
NEC 32bit V810Custom 20.00MHz
  • メモリ
RAM 8Mbit
SRAM 4Mbit
  • 表示性能
画面解像度384×224
4階調モノクロ
32段階明るさ調整機能
  • サウンド
16bitステレオ
  • 使用電源
単三乾電池6本
FC用ACアダプタ(要変換アダプタ)
  • 消費電力
不明
  • 拡張コネクタ
通信ポート×1(国内版のみ)
  • 媒体
ROMカートリッジ
  • コントローラ
十字ボタン×2標準装備・ボタン数6・電池ボックス付き

周辺機器

  • 専用スタンド(VUE-003)
  • コントローラ(VUE-005)
  • バーチャルボーイ専用カートリッジ(VUE-006)
  • 電池ボックス(VUE-007)
  • アイシェード(VUE-010)
  • ACアダプタタップ(VUE-011)
  • アイシェードホルダー(VUE-012)
  • ステレオヘッドホン(VUE-014)

対応ソフト

関連雑誌

  • バーチャルボーイ通信

注釈

  • (1)
当時は所謂マスコミが煽った次世代機戦争の真っ直中であり、モノクロ表示のゲームボーイなどは見向きもされない時節であった。
ポケットモンスターが発売されるのは、翌年のことである。

関連サイト