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+ | しかし、後の[[バーチャルコンソール]]にもそれらの新作ソフトは収録されておらず、現在では非常に貴重なソフトとなっている。 | ||
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+ | ==関連項目== | ||
+ | *[[スターウォーズプロジェクト]] | ||
+ | *[[スーパーファミコン]] | ||
+ | *[[ゲームボーイ]] | ||
+ | *[[バーチャルコンソール]] | ||
+ | *[[:Category:ニンテンドウパワー|ニンテンドウパワーのソフト一覧]] | ||
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+ | ==関連サイト== | ||
+ | {{リンク任天堂}} | ||
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+ | {{リンクゲームスタジオ}} | ||
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+ | [[Category:サービス|にんてんどうぱわー]] |
『NINTENDO POWER(ニンテンドウパワー)』とは、1997年12月1日から2007年2月28日まで行われていたスーパーファミコンとゲームボーイのゲーム書き換えサービスである。ゲームボーイの書き換えについては、スーパーファミコンより遅い2000年3月よりサービスが開始された。
目次 |
サービス開始から2002年8月31日までの約5年間はローソンの店頭にある端末「Loppi(ロッピー)」にて書き換えの申し込みを行い、カウンター裏のゲームライターを店員が操作してゲームを書き込む形式となっている。なお、ゲームの供給はCD-ROMを使用して行われたが、後にディスクライター同様、データにて各店舗のサーバーに配信される形へと変更された。
書き込みが完了したソフトの確認はゲームチェッカーと呼ばれる専用の機器でなされ、書き込みからチェックまでを完了した後、購入者の手元に渡るという形式になっていた。
2002年9月1日より、サービス終了までの約5年間はディスクシステムの書き換えと同じく、カセットを任天堂に送付し、書き換えを行って貰うという形式へと変更された。
NINTENDO POWERにはフラッシュROMを使用したカセット(カートリッジ)が媒体として用いられており、双方とも8ブロックに分割されたフラッシュROM書き換え領域と、バッテリーバックアップ領域を持つ。
2本以上のソフトが書き込まれた際には、1ブロックがメニュー領域として使用されるため、1本のソフトで全領域を埋めない限りは、7ブロックまでしか使用することが出来ない。
スーパーファミコン書き換えに使用されたカセットで、1領域の容量が4Mあり、8領域で殆どのスーパーファミコンソフトに対応した32メガまでのソフトの書き換えを行うことが出来る。
価格は3980円とGBメモリカートリッジよりコストパフォーマンスには優れるものの、メニュー領域で4M使用することには当時不満の声があがっていた。
ゲームボーイの書き換えに使用されたカートリッジで、1領域の容量は1Mで、8領域では8Mの容量となる。価格は2500円で、コストパフォーマンスはあまり良くない。
本サービスで書き換え可能となったのは、当初100本の任天堂が認め、メーカーが発売を了承した旧作と完全新作ソフトであったが、当時の任天堂と距離を置いていた一部大手メーカーのソフトが全くラインナップされていないなど、非常に寂しいものとなっていた。
また、月刊ピクロスNPやスターウォーズプロジェクトによってリメイクされる名作ソフトなどの展開も行われたが、サービス開始時には既に過去のハードとなっていたスーパーファミコンの新作ソフトを買いたい層自体が、あまり存在しなかったためにどのサービスも不発に終わっている。
しかし、後のバーチャルコンソールにもそれらの新作ソフトは収録されておらず、現在では非常に貴重なソフトとなっている。