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『'''{{PAGENAME}}(twinFAMICOM)'''』とは、シャープから発売された''[[ファミリーコンピュータ]]''互換機である。 | 『'''{{PAGENAME}}(twinFAMICOM)'''』とは、シャープから発売された''[[ファミリーコンピュータ]]''互換機である。 | ||
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ファミリーコンピュータと[[ファミリーコンピュータ ディスクシステム]]が一体型となったハードウェアで、本体にあるスイッチを使用してカセット読み込みとディスク読み込みを切り替える。 | ファミリーコンピュータと[[ファミリーコンピュータ ディスクシステム]]が一体型となったハードウェアで、本体にあるスイッチを使用してカセット読み込みとディスク読み込みを切り替える。 | ||
− | + | シャープがレンジ用のためにファミコンの商標権を持っていたため、その商標権を譲り受ける変わりにツインファミコンの発売を許諾したと言われている。 | |
− | + | 本機の利点としてはAVアナログ出力によるゴースト低減といった画面の見易さの向上と、ファミコンとディスクシステムに相当する機器の電源をACアダプタ1つでまかなうと言うコードの減少が上げられる。 | |
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+ | ただし、上記のような利点があるとは言え、ファミコンとディスクシステムの双方を買うよりも高い本機がどれだけ売れたかは謎である。 | ||
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+ | 本体の拡張端子はファミコンの拡張端子に当たるA端子、ディスクシステムのRAMアダプタにある端子に当たるB端子の他、任天堂以外の通信規格にも対応するためのC端子とD端子を備えているが使用されていない。 | ||
初期型と後期型以外にもいくつかのバージョンが存在しており、最初期以外の物ではディスクカードの起動時に「FAMICOM」と表示されたり、後期の物ではファミコンファミリーマークが刻印されている物がある。 | 初期型と後期型以外にもいくつかのバージョンが存在しており、最初期以外の物ではディスクカードの起動時に「FAMICOM」と表示されたり、後期の物ではファミコンファミリーマークが刻印されている物がある。 | ||
− | + | 後期型はコントローラに連射機能が付加されている他、ノイズフィルター機能を備えている。また、任天堂と共同開発を行ったわけではなく任天堂がシャープに開示した技術情報に基づいて製作されたためツインファミコンでは起動しないソフトも僅かに存在している。 | |
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+ | なお、広告には高橋名人が採用された。 | ||
==本体セット内容== | ==本体セット内容== | ||
− | *ツインファミコン本体(AN- | + | *ツインファミコン本体(AN-500B・R/505B・R) × 1台 |
*専用ACアダプタ × 1個 | *専用ACアダプタ × 1個 | ||
*AV出力ケーブル × 1本 | *AV出力ケーブル × 1本 | ||
==仕様== | ==仕様== | ||
− | * | + | *特筆しない機能仕様はファミリーコンピュータ/ファミリーコンピュータ ディスクシステムに準じる |
+ | *映像出力 | ||
+ | :AV出力 | ||
+ | *音声出力 | ||
+ | :AVモノラル | ||
*使用電源 | *使用電源 | ||
:専用ACアダプタ | :専用ACアダプタ | ||
+ | *電源定格 | ||
+ | :7W | ||
*本体重量 | *本体重量 | ||
:約1.5kg | :約1.5kg | ||
+ | *本体寸法 | ||
+ | :275mm(W)×255mm(D)×94.5mm(D) | ||
*拡張ポート | *拡張ポート | ||
− | : | + | :A端子(ファミリーコンピュータ前面のエキスパンダ端子に相当) |
− | : | + | :B端子(ディスクシステムのRAMアダプター端子に相当) |
− | : | + | :C端子(ディスクシステムのRAMアダプター端子に相当するが18PINの別規格端子) |
− | : | + | :D端子(ディスクシステムのRAMアダプター端子に相当するが12PINの別規格端子) |
==カラーバリエーション== | ==カラーバリエーション== | ||
*レッド | *レッド | ||
*ブラック | *ブラック | ||
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+ | ==互換ハード== | ||
+ | *[[ファミリーコンピュータ]] | ||
+ | *[[ファミリーコンピュータ ディスクシステム]] | ||
==周辺機器== | ==周辺機器== | ||
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*[[:Category:FCDSソフト|ディスクシステム全ソフト]] | *[[:Category:FCDSソフト|ディスクシステム全ソフト]] | ||
*[[:Category:FCソフト(任天堂発売)|任天堂発売ソフト]] | *[[:Category:FCソフト(任天堂発売)|任天堂発売ソフト]] | ||
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+ | ==その他== | ||
+ | ファミリーコンピュータのマイナーな周辺機器の中ではそれなりに知名度があるためか、発売から20年以上後の2008年に放映された銀魂の中で本機の名前がたびたび登場している。 | ||
==関連項目== | ==関連項目== | ||
− | *[[ | + | *[[ファミコンテレビ]] |
− | + | ||
*[[マイコンピュータテレビC1]] | *[[マイコンピュータテレビC1]] | ||
Hard Tips | |
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型式 | AN-500B(前期型:黒色) AN-500R(前期型:赤色) AN-505B(後期型:黒色) AN-505R(後期型:黒色) |
対応メディア | FC専用カセット ディスクカード |
電源 | ACアダプタ |
発売元 | シャープ |
発売日 | 1986年7月1日 |
価格 | 32000円 |
『ツインファミコン(twinFAMICOM)』とは、シャープから発売されたファミリーコンピュータ互換機である。
目次 |
ファミリーコンピュータとファミリーコンピュータ ディスクシステムが一体型となったハードウェアで、本体にあるスイッチを使用してカセット読み込みとディスク読み込みを切り替える。
シャープがレンジ用のためにファミコンの商標権を持っていたため、その商標権を譲り受ける変わりにツインファミコンの発売を許諾したと言われている。
本機の利点としてはAVアナログ出力によるゴースト低減といった画面の見易さの向上と、ファミコンとディスクシステムに相当する機器の電源をACアダプタ1つでまかなうと言うコードの減少が上げられる。
ただし、上記のような利点があるとは言え、ファミコンとディスクシステムの双方を買うよりも高い本機がどれだけ売れたかは謎である。
本体の拡張端子はファミコンの拡張端子に当たるA端子、ディスクシステムのRAMアダプタにある端子に当たるB端子の他、任天堂以外の通信規格にも対応するためのC端子とD端子を備えているが使用されていない。
初期型と後期型以外にもいくつかのバージョンが存在しており、最初期以外の物ではディスクカードの起動時に「FAMICOM」と表示されたり、後期の物ではファミコンファミリーマークが刻印されている物がある。
後期型はコントローラに連射機能が付加されている他、ノイズフィルター機能を備えている。また、任天堂と共同開発を行ったわけではなく任天堂がシャープに開示した技術情報に基づいて製作されたためツインファミコンでは起動しないソフトも僅かに存在している。
なお、広告には高橋名人が採用された。
ファミリーコンピュータのマイナーな周辺機器の中ではそれなりに知名度があるためか、発売から20年以上後の2008年に放映された銀魂の中で本機の名前がたびたび登場している。