ダイヤタクシー

ダイヤタクシー』とは、かつて存在した任天堂の子会社の名称である。

横倒ししたトランプのダイヤのマークを会社のエンブレムとしており、1960年10月17日設立。

USプレイングカードゲーム社の視察後に任天堂が展開していた、脱カード事業の内の一つであったが、カード会社であった任天堂と若き経営者であった当時の山内 博にはタクシー会社の経営ノウハウはなく、経営不振に陥った。

任天堂の多角化路線撤回に伴って1969年11月に名鉄グループへと譲渡されることとなった。

現在ではヤサカグループの「南ヤサカ交通」となっているが、本社ビルはダイヤタクシー当時のものを使っており、ダイヤタクシーのエンブレムの上にヤサカというマークが描かれている。

任天堂の10年間の迷走を象徴した企業であるといえる。

関連サイト

任天堂株式会社

ヤサカグループ

南ヤサカ交通