ゼルダの伝説 時のオカリナ

『ゼルダの伝説 時のオカリナ（THE LEGEND OF ZELDA Ocarina of Time）』とは、NINTENDO64で任天堂から発売されたアクションアドベンチャーゲームである。ゼルダの伝説 風のタクトの予約特典ディスクとしてNINTENDO GAMECUBE版が販売された他、2007年2月27日からはWiiのバーチャルコンソールでも配信が開始された。

概要

NINTENDO64最大のキラーコンテンツとして発売されたゼルダの伝説シリーズの本編作品で、1996年末の64DDでの発売予定から約2年間の延期を繰り返して1998年末に発売された。

後の据置機でのゼルダの伝説のひな形となった作品で、マリオ64の際にどうしてもカメラに一部見づらい点が生じるという3Dゲーム特有の問題を解決するため、Z注目というシステムを搭載した。

これはZボタンを押すことでリンクが対象物に対して注目するというシステムで、これを使用することによって3D空間の中で敵に確実に攻撃を与えることが出来るようになっている。

また、ジャンプもゼルダの伝説 神々のトライフォースのようなボタンジャンプではなく、ジャンプすべき場所に行くとオートでジャンプするというオートジャンプシステムを搭載している。

また、物語の序盤を越えると子供のリンクと大人のリンクで時を超えながら物語を進めていくと言う一風変わったスタイルとなっている。

ゼルダの伝説シリーズの中ではもっとも古い時代に位置する物語であり、永きにわたって続くガノンドロフ（ガノン）の最初の企みと、トライフォースを巡る物語の始まりとなる物語である。

ただし、本作の最後でリンクと大魔王ガノンドロフが戦ったのはあくまでもゼルダの伝説 風のタクトへと続く大人世界での話であリ、過去に帰還したリンクによってガノンドロフの危険性が知られた子供世界では、この時代でリンクとガノンドロフは戦っておらず数年後に起こる賢者達との戦いによってガノンドロフは封印されることになる。

本作終了後、リンクは相棒だったナビィを探すための旅へとでることとなる。

なお、本作のダンジョンを変更した64DD用の追加ディスク、ゼルダの伝説 時のオカリナ 裏も企画されていたが、64DDの発売延期続きで立ち消えとなった。

同ソフトはNINTENDO GAMECUBEソフト、ゼルダの伝説 風のタクトの予約特典ディスクに本作のGAMECUBE版と共に収録された。

販売戦略

NINTENDO64最大のキラーコンテンツとして発売された本作は、ジャンル名を日本人に馴染みが深い3DアクションRPGにして発売したり（バーチャルコンソール版では3Dアクションアドベンチャー）、数人のタレントを起用してゼルダをプレイして貰い、感想を述べて貰うと言った現在のNINTENDO DSの広告にも繋がる特殊な広告を行ったりした。

また、リンクを美形として描くことにより、それまでとは違ったファン層を獲得することに成功する。しかしながら、これらのファン層は続編であるゼルダの伝説 風のタクトの絵柄を嫌うなど新たな問題を生じさせることとなる。

このようにして一般層にもアピールする戦略をとったためか、店頭販売では序盤の攻略を記したTHE 64DREAM編集の攻略本が付けられた。

登場キャラクター

• リンク
• ゼルダ
• ガノン
• シーク
• インパ

関連項目

• ゼルダの伝説 時のオカリナ 裏
• ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D
• ゼルダコレクション
• 振動パック
• THE 64DREAM

関連サイト

• 公式サイト
• 任天堂株式会社