『ゼルダの伝説シリーズ』とは1986年(昭和61年)2月21日にディスクシステム同時発売ソフトとして発売された「ゼルダの伝説」を第1作目とする、シリーズ作品のことである。
歴史
ゼルダの伝説シリーズに於いては、外伝的位置づけの作品である四つの剣・四つの剣+・ふしぎのぼうしの三作品を除いては、全て同一の世界で展開されている。しかし、全ての始まりである時のオカリナ作中に於いて、リンクの活躍により二つの時間軸が生まれているため、二つの時間軸に分岐している。
下記にその歴史を綴る。
古の時代
- 創造神ディン・ネール・フロルによって、聖地ハイラルが創造される
- 神々、ハイラルを後にする
- 古代ハイリア人(以下、古代人)達により、聖地ハイラルを巡る争いが勃発
- 影の一族と後に呼ばれる者達、影の結晶石の力を利用し、聖地を独占、世界を支配する
- 神々に遣わされた光の精霊たちにより、影の一族がトワイライトの世界へ追放される
- トワイライト世界への移動手段として陰りの鏡が製作される
- 古代人、天界へと移住
- 現生ハイリア人(以下、ハイリア人)の誕生
- ハイリア人、陰りの鏡を罪人の処刑用として使用し始める
ゼルダの伝説「時のオカリナ」時代
- ハイラルに於いて戦乱が起こる。時の勇者リンクの母親、デクの樹サマの元まで逃げるが、幼いリンクを残し死亡。以降、リンクはコキリ族として育てられる(時のオカリナ開始7年前)
- デクの樹サマにより、妖精ナビィが時の勇者の元に遣わされる(時のオカリナ子供時代)
- デクの樹サマ、体内に巣くっていた寄生獣の影響により、死亡
- リンクと当時のハイラルの王女ゼルダ姫が出会う
- リンク、ゼルダ姫に要請され、時の神殿への鍵となる三つの精霊石を探す
- リンク、ガノンドロフに攫われたゼルダ姫を助けるため、マスターソードを時の神殿の台座より引き抜くが、マスターソードの所有者として幼すぎた為、7年の眠りについてしまう
- 力のトライフォースの所有者となったガノンドロフにより、世界が征服される(子供時代〜大人時代の間)
- ゼルダ姫、行方不明となる
- 時の勇者リンクが目覚める(時のオカリナ大人時代:子供時代7年後)
- リンク、唯一残った7賢者の一人、ゲポラケポラに要請され、残りの賢者を覚醒させる為の冒険へと出る
- リンクの活躍により、7賢者が覚醒。しかし、そのうちの一人、ゼルダ姫がガノンドロフに攫われてしまう
- ハイラル城にて時の勇者リンク・ゼルダ姫と大魔王ガノンドロフとの決戦。リンクが勝利を収めるが、戦いの影響でハイラル城が崩壊(リンクとガノンドロフの最初の決戦)
- 大魔王ガノンドロフ、力のトライフォースの力により魔獣ガノンへ転生
- 時の勇者リンクにより、ガノンが倒され、揃った七賢者により封印される
- 時の勇者リンク、元の時代へと帰還。世界が二つの時間軸へと分離する
時間軸A(正史)
- 未来よりリンクが帰還。リンクとゼルダ姫が出会い、リンクからゼルダにガノンドロフが危険であること、これから起こる未来について伝えられる(時のオカリナ子供時代:ゼルダ姫との出会いの直前)
- リンクは未来よりの帰還後に居なくなったナビィを探しに、エポナと共に旅立つ
- ゼルダ姫よりガノンドロフの危険性が伝えられる
- リンク、迷い込んだ森でスタルキッドのいたずらに遭い、異世界タルミナに迷い込む(ムジュラの仮面)
- リンクによりタルミナの危機が回避される。リンクの帰還
- ガノンドロフ捕らえられ、当時の七賢者により処刑が執行されるが、力のトライフォースの力を宿していた彼は死なかった。ガノンドロフの反撃により賢者に犠牲が出たため、陰りの鏡が使用され、ガノンドロフの処刑が完了(時のオカリナ数年後:封印戦争?)